こんばんはオオガキです!
本日ご紹介しますのは、約3年前に当店で製作させていただいた ショベルチョッパー様 です。今回は修理のご依頼で久しぶりにご入庫いただきましたが、拝見した瞬間に思わず嬉しくなってしまいました。
というのも真鍮パーツの“やれ感”がものすごく渋く育っていて、ビックリするほど良い雰囲気に進化していたからです。カスタムバイクの魅力のひとつとして、「金属の経年変化」をどう楽しむか、という部分がありますよね。特に真鍮やアルミパーツは、使い込むことで独特の味が増していきますし、逆に磨き上げれば新品のような輝きにも戻せます。ここはもう、本当にオーナー様の好み次第で、どちらも正解です。

これまでたくさんのお客様のバイクを見てきた中で、私が強く感じていることがあります。それはお住まいの環境によって、金属パーツの変化スピードは大きく差が出るということ。例えば、海の近く川や湿地が近い場所、こういった環境では、真鍮やアルミは特に変化しやすく、あっという間に“渋い”表情になってきます。逆に変化をゆっくり楽しみたい方、綺麗な状態を長く保ちたい方は、定期的にワックスをかけたり、保護剤を塗布したりすることで変化のスピードをしっかり抑えることができます。小まめなお手入れが、理想のコンディションをキープするポイントですね。
「乗りっぱなし」という感じでは全くなく、車両全ての箇所を拭き上げて綺麗に管理をされている様子が感じられます。あくまでも真鍮などの部品はその変化を楽しむ 仕様なんだと想像いたします。その心意気がまた見えてかっこよさが増してきます。










カスタムバイクは、乗れば乗るほどオーナー様だけの表情に育っていきます。今回のショベルチョッパー様も、まさに「年月を重ねて完成に向かうバイク」という言葉がぴったりな成長ぶりでした。またオーナー様のご希望に合わせて、真鍮パーツを磨き直したり、あえてそのまま楽しんだり、どちらの方向でもサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。