こんばんはオオガキです!
先日開催されましたホットロッドカスタムショー2025に、今年も無事に出展・参加させていただきました。
年末恒例のこのビッグイベントは、私たちにとって一年を締めくくる大切な場であり、今回も本当に充実した素晴らしい一日となりました。会場では、たくさんのお客様と直接お話しさせていただくことができ、改めて「参加して良かった!」と強く感じております。普段はなかなかお会いすることのできない遠方のお客様とも再会でき、SNSやメールだけでは伝わりきらない生の声を伺うことができたのは、とても貴重な時間です。
また、現在当店でのご購入を検討されている方々ともお話しする機会をいただき、私たちにとっても非常に刺激的で、今後のサービス向上にも繋がる素敵な出会いばかりでした。
さらに、ホットロッドカスタムショーは海外からの来場者も多く、ここ群馬県の店舗にいるだけでは出会えないような、国際的な交流や予期せぬチャンスもたくさんあります。今年もさまざまな国から来場された皆様とお話することができ、バイクカルチャーを通じた繋がりの広がりを改めて実感しました。
残念ながら、私は当日ブースに常駐しており、会場内をゆっくり回ることはできませんでしたが、たくさんの方がSNSや動画で当日の様子を共有してくださっており、それらを拝見しながら現在このブログを書いています。来場された方々の目線での写真や映像を見ることで、自分がその場にいるような気持ちになり、感謝の気持ちでいっぱいです。
今日はまず、当店が今回展示したこだわりの車両についてご紹介していきたいと思います。
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今回の2025年ホットロッドカスタムショーに向けて、私たちが製作したフラッグシップモデルのナックルグースボバーをご紹介させていただきます。
この車両は、こだわりを詰め込んだ1台であり、私たち自身にとっても特別な存在となっています。車両の一番の見どころとも言えるのが、カスタムペイントです。ベースカラーには、ほんのりとグリーンがかったキャンディブルーを採用し、深みのある美しさと透明感を両立させました。その上にブラックのグラデーションを重ねることで、陰影が生まれ、見る角度や光の当たり方によって表情が変わる仕上がりとなっています。
さらに、シルバーリーフを用いて、全体のデザインバランスを丁寧に調整しながら、ポイントごとに柄を施しました。このペイントワークは、長年お世話になっているGクラシックカスタムペイントの赤坂氏によるもので、彼のセンスと技術が随所に光る仕上がりです。当店ではこれまでブルー系の車両は少なかったのですが、赤坂氏からのご提案により、まったく新しいテイストの一台が生まれたことに、大きな意義を感じております。













搭載エンジンは、ヴィンテージファンの皆様にはお馴染みのナックルヘッド。味わい深い造形美と、重厚感ある鼓動を楽しめる名機です。ミッションは4速を採用し、伝統的な走りを残しつつ、駆動系にはオープンベルトプライマリーを使用。さらに、現代的な利便性を加えるためにセルスターターを装備しており、始動性を大きく向上させています。クラシカルなスタイルを守りつつも、現代のライダーにも使いやすく仕上げた点は、私たちの提案する“ヴィンテージと機能美の融合”を象徴しています。
スタイリングに関しても、細部まで綿密に計算されています。前後には19インチホイールを装着し、ナローなシルエットながらも、ロー&ロングなプロポーションを実現。グースボバー特有の前傾姿勢が、攻撃的かつエレガントな印象を与えてくれます。特筆すべきは、フロントホイールにブレーキを設けていない点です。しかしながら、フロントブレーキレバーを操作することで、リアブレーキが作動する構造とし、デザイン性と安全性の両立を実現しました。もちろん、リアフットブレーキペダルも通常通り機能していますので、操作に不安はございません。見た目のインパクトからは想像できないほど、扱いやすさにも配慮されており、見た目に惹かれた方が「実際に乗ってみたい」と感じていただけるような仕上がりです。ハードな前傾スタイルではあるものの、始動性の良さや操作性の工夫によって、日常使いにも対応できる一台となっております。
なお、こちらの「1946 ナックル・グースボバー」は現在販売中の車両です。ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。現車をご覧いただければ、この車両が放つ独特の存在感と、その細部に宿るこだわりを、きっと肌で感じで頂けると思います。
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こちらのチョッパーは、約5〜6年という長い時間をかけて、オーナー様とじっくりと向き合いながら共に作り上げてきた、完全オーダーメイドの特別な一台です。最初の構想段階から細かい仕様の打ち合わせ、パーツ選び、細部の仕上げに至るまで、何度も対話を重ね、改良を重ねてきました。その積み重ねの時間はまさに職人とオーナー様との“共作”とも言える関係であり、今となっては、どれほどの時間を一緒に過ごしてきたのか、思い出すのも難しいほどです。
ようやく完成が視野に入ってきた今、もちろん大きな喜びがある一方で、ここまで一緒に歩んできた時間が一区切りを迎えることへの寂しさも同時に感じております。それほどまでに、思い入れが深く、特別な存在として育ててきたチョッパーなのです。

























リアホイールは18インチで、太めのスポークを選択し、車体の重厚感をさらに引き立てています。対してフロントには23インチの大径ホイールを装着し、そこにはオフロード車両に使用されるブロックタイヤを履かせました。このタイヤ選びが、チョッパー全体にワイルドで力強い印象を与えており、見る人に鮮烈なインパクトを残します。前後のタイヤサイズの対比や、足回りの仕様からも、この車両が単なるデザイン重視ではなく、乗り味や存在感までも追求していることがお分かりいただけるかと思います。
車体に取り付けられた数々のパーツは、オーナー様からの細かなご要望をできる限り反映できるよう、妥協なく調整と修正を重ねてまいりました。素材の選定、形状の調整、取り付け位置の微調整に至るまで、すべてに理由があり、意味のある構成となっています。さらに、塗装やメッキの仕上げについても、パーツごとに違うアプローチを採り、全体のバランスを見ながら統一感を出すよう工夫されています。
カスタムペイントには「サンバースト」をテーマとし、イエローからレッド、そしてブラックへと繋がるグラデーションが車体に美しい流れをもたらしています。特にタンク部分は形状が複雑であるため、そのフォルムを活かすようにペインターが工夫を凝らし、塗装の効果を最大限に引き出しています。今回もペイントは、信頼の厚いGクラシックカスタムペイントの赤坂氏にご依頼しました。赤坂氏の確かな技術とセンスが、車両全体に深みと個性を与えてくれました。
シートにはサドルレザーを使用し、中央を赤く、外側へ向かって黒へと染まるグラデーション仕上げとしました。色の移り変わりが美しく、車体全体の色味との一体感も抜群です。職人の手作業によって丁寧に染め上げられたこのソロシートも、このチョッパーの世界観を語る上で欠かせないパーツの一つとなっています。
このように、文章だけではご紹介しきれないほどのワンオフパーツやディテールが詰め込まれた、まさに一点物のチョッパーとなっております。それぞれのパーツが語るストーリーがあり、それを紡ぐようにして完成へと近づいてきました。ぜひ、実車をご覧いただき、この車両が持つ迫力、繊細さ、そして時間をかけて育てられてきた深みを感じていただけたら幸いです。
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パッと目に入った瞬間に、その輝きと美しさに目を奪われるこちらのチョッパーは、お客様からのご依頼によりスタートした完全オーダーメイドのプロジェクトです。今回の車両はオーナー様にとって2台目となるもので、1台目とは異なる新たなコンセプトのもと、心を込めて製作いたしました。
エンジンには、S&S製の新品ショベルヘッドを搭載。現代の技術で精密に製造されたこのユニットは、オールドスクールなルックスを保ちつつも、トラブル時の修理対応がスムーズに行えるため、安心してお乗りいただける仕様となっています。
さらに、ミッションにはエボモデル用の5速ミッション(新品)を組み込み、操作性の向上と快適性を重視しました。今回は、セルスタートのみに絞った仕様で構成されており、キックスタートを楽しんだ1台目とは対照的に、利便性や日常的な扱いやすさをさらに高めた点が、このプロジェクトのひとつの特徴となっています。













そして、何よりもこのチョッパーを特別な存在へと昇華させているのが、車両全体に施された銅(カッパー)仕上げです。実はこのアイデアは、プロジェクトが始まる前からオーナー様よりご相談を受けていたもので、2台目という節目でついに実現した念願の仕様です。銅メッキ部分が時間とともに黒ずむことを抑えるため、クリア塗装も丁寧に施し、長期間美しい輝きを維持できるよう工夫しております。
また、フレームの鋳物部分には銅粉を使用した特殊塗装を施し、金属的な質感を損なうことなく、真鍮パーツとの絶妙な調和を実現しました。車体全体を包むようなこの色の統一感が、視覚的な印象をより豊かなものにしています。
タンクとフェンダーには、グリーンとブラックを基調としたグラデーションペイントを採用。さらに、カッパーリーフを用いたラインワークを、各パーツの造形に沿って描いており、全体に奥行きと動きのある印象を与えています。もちろん今回のペイントも、信頼のおけるGクラシックの赤坂氏によるもので、細部に至るまでこだわり抜かれた美しい仕上がりとなっています。
フロントフォークにはナロー幅のスプリンガーフォークを採用し、スタイルとしての細さやクラシカルさを表現しつつも、左右両側にディスクブレーキをセットすることで、制動力をしっかりと確保。見た目のスタイルはあくまでもオールドスクールを貫きながらも、安全性には妥協せず、安心して走行できる仕様に仕上げております。
このように、美しさと実用性を高いレベルで融合させたこちらのチョッパーは、オーナー様と共に長い時間をかけて計画・構築された、まさに一点物の作品です。見た目の華やかさに目を奪われつつも、その裏にある構造や機能、こだわりの数々にもぜひ注目していただければと思います。
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今年の春に開催されたJOINTSカスタムバイクショーに向けて製作した、当店自慢のフラッグシップモデルをご紹介いたします。このグースボバーは、当店が得意とするスタイルをさらに深化させた一台で、全体を通してエレガンスと迫力を両立させた仕上がりとなっております。今回のホットロッドカスタムショー2025にも展示させていただき、多くの方にその存在感を感じていただけたと感じております。
すでに販売中の車両となっておりますので、ご興味のある方は下記のサイトより詳細をご覧いただけましたら幸いです。ぜひ、この一台の持つ個性と存在感をじっくりとご覧いただき、気になる点などがございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。











搭載されているエンジンは、1960年式パンヘッドのクランクケースにショベルヘッドの腰上を組み合わせた「パンショベル」。クラシックな雰囲気を大切にしつつも、機能性とバランスに優れた構成となっております。
そして最大の見どころの一つが、Gクラシックの赤坂氏によるエングレービングです。エンジンやミッションのみならず、車体全体の金属パーツにまで緻密な彫刻が施され、まるで工芸品のような美しさを持っています。
さらに、同じく赤坂氏によるカスタムペイントでは、ブラックを基調としつつ、ゴールドリーフとカッパーリーフを織り交ぜた仕上げとなっており、重厚感の中にエレガントさが漂う特別な一台です。
走行姿勢はグースボバーらしく前傾となりますが、ミッドフットコントロール仕様とすることで、見た目とは裏腹に扱いやすく、乗りやすさにも配慮した設計となっております。
フロントにはナロー幅のスプリンガーフォークを装着し、スタイルを細身に保ちながら、前後に19インチのホイールを採用することで、存在感のある大径ボバースタイルを構築しました。さらに、スッキリとした見た目を追求するためフロントブレーキは非搭載としつつも、安全性を犠牲にせず、リアにはダブルキャリパーを装着。これにより、ハンドブレーキ・フットブレーキの両方からリアブレーキを確実に操作できる構造となっています。
また、キックスタートに加え、セルスターターも搭載しており、始動性にも優れています。スタイル・性能・乗りやすさ、そのすべてを兼ね備えた一台です。
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こちらは、新品エンジンミッションを搭載しているパンボバーとなります。イベント向けの特別企画車というわけではありませんが、カスタムペイントを中心に、随所にこだわりを詰め込んで製作した一台です。すでに販売中のため、全体の詳細画像につきましては、下記リンクよりご覧いただけましたら幸いです。
https://www.goobike.com/smp/spread/8400640B30251002001/index.html







この車両の大きな特徴は、何と言ってもV-Twin製の新品パンヘッドエンジンを搭載している点にあります。さらに、ミッションも同メーカーの新品4速ミッションを採用しており、主要部分をはじめ、ほぼ全てのパーツが新品で構成されているため、“新車のようなカスタムバイク”と言っても過言ではありません。
スタイルは、当店が得意とするコンパクトなボバーstyle。パンヘッドながらもセルスターターを追加しており、利便性を大きく向上させているのも特徴です。キックスタートはもちろん装備されていますが、必要な時に使う程度で、普段はセルで気軽に始動できるため、「できるだけトラブルを避けながら長く楽しみたい」という方には特におすすめの仕様となっています。
さらに注目していただきたいのが、こだわり抜いて仕上げたカスタムペイントです。クラシカルなアイボリーをベースに、ゴールドリーフによる豪華な模様を施し、シンプルでありながら深みのある、美しい雰囲気をまとわせています。広く大胆にリーフを使用しているため、光の当たり方によって表情が変わり、思わず見入ってしまう魅力があります。
全体のパーツデザインはあえてシンプルな形状でまとめていますが、その中に真鍮パーツを多く取り入れることで、上品さと重厚感を併せ持つエレガントな一台に仕上がっています。新品パーツで構成された安心感、クラシカルで上質なルックス、そして扱いやすさを兼ね備えたパンボバー。
気になる方はぜひ一度、詳細ページをご覧いただければと思います。



長年の経験から生まれる自然で美しいポージングによって、私たちのバイクを優雅に、そして力強く引き立ててくださいました。車両ごとに雰囲気を変えながらポーズを決める姿には、プロフェッショナルとしての表現力と感性が溢れており、多くの来場者の方々が思わずカメラを向けてしまうほどでした。ナツミさんの存在があったことで、私たちのブースはただ展示をする場ではなく、華やかで温かみのある特別な空間へと変わりました。







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今回のホットロッドカスタムショーでは、多くのお客様にご来場いただき、私たちが丹精込めて製作した車両を直接ご覧いただけたことを心より嬉しく思っております。温かいお言葉や励まし、驚きや感動の声をいただき、その一つひとつが私たちにとって大きな力となりました。
また、長年お付き合いのあるパートナーの皆さま、素晴らしい表現力でブースを彩ってくださったナツミさん、そして忘れてはならないのが、設営から当日の運営まで力を貸してくれた仲間達の存在です。重い機材の運搬や細かな準備、展示の調整など、私たちのブースが問題なく立ち上がり、最後まで気持ちよく運営できたのは、献身的に支えてくれたパートナーのおかげにほかなりません。この場を借りて、心より深く敬意と感謝を申し上げます。
イベントは、ただ車両を展示するだけの場所ではなく、私たちにとって多くの方々とつながり、学び、刺激を受ける大切なステージです。そして、その裏側には、支えてくれる仲間たちの力が必ずあります。今回のショーが素晴らしい時間となったのも、関わってくださったすべての方のおかげです。これからも、一台一台に心を込め、皆さまに喜んでいただける車両づくりを続けてまいります。
次回のイベントや新しいプロジェクトも、ぜひ楽しみにお待ちいただければ幸いです(^^)