ターコイズブルーなパンチョッパー、ここからがSTART♪

さて、昨日 25日のクリスマス。

ターコイズブルーなパンチョッパー様をお届けに行ってまいりました。天気予報は「曇りのち雨」。どうか降らないでくれよ…と願いながら、群馬県を走り出します。

11時頃、オーナー様のご自宅へ到着。そこから早速、練習場所へ移動しました。オーナー様はバイク経験も豊富な方なので、一発目の走行からとても安定していて、こちらも不安なく見守ることができました。ぐるっと1周して戻ってきた頃には、「もう練習いらないかな？」という雰囲気。そのまま、さっそく別の目的地へ向かって走り出します。

オオガキは後ろから追走しつつ、ひたすら見守り役です。……が、走り出して 5分ほど。まさかのハプニング発生。キャブレターからガソリンがボタボタと漏れ出してきました。走行中はインカムを使ってLINE通話をつなぎっぱなしにしていたので、すぐに状況をお伝えし、安全な場所で停止。チェックした結果、迷うことなく「キャブ分解します」という判断に。この場でなんとか直したい気持ちはあるものの、予備部品をたくさん持ってきているわけでもなく、正直、この時点では直せるかどうか分からない状況でしたが、原因はおおよそ想像できております。

原因は、フロートの動きが少々悪かった雰囲気で、念のためフロートの高さや位置関係を調整し、少しだけ油面が下がる設定に変更。すると――ガソリン漏れはピタッと完全に止まりました。カチ上げチョッパーの場合、車体がナナメですので標準設定ではうまくいかないこともございます。ここでオオガキ、心底ホッとしまして、いよいよリスタートです。

埠頭から走り出し、素晴らしいロケーションの中を約40kmほど追走。楽しそうに走ってくださっている姿を見ることができて、実は私自身もかなり楽しい時間でした。普段、お客様が実際に乗っている姿を見る機会って、練習走行のほんのわずかな時間くらいしかありません。こうしてゆっくり同じ時間を共有しながら走ることも、本当にめったにないので、とても貴重な楽しい「納車イベント」になりました。