こんばんは、本日もオオガキでございます。
今日はちょっとした用事がありまして、クルマの店舗のほうへ足を運んできました。そこには、これからレストアを控えた車両たちがずらりとストックされているのですが、その中でも現在進行中の2台を、少しだけ覗いてきました。店舗としてはかなりヴィンテージではありますが、まだまだギリギリ頑張ってくれています(^^;)


エンジンはすでに車体から降ろされ、いまは塗装に入る前段階の板金作業の真っ最中。かなり古い年式ということもあって、床まわりやフレームの一部には想像以上のサビが広がっており修理が必要な部分は多々。クルマというのは、どうしても薄い鉄板を組み合わせて形を作っていますので、長い年月が経つと水分や湿気の影響を受けて、サビが進行しやすくなります。気づいた頃には、鉄板が朽ちて穴だらけ…なんてことも珍しくありません。この「劣化とどう向き合うか」という部分こそが、旧車レストアの一番大変なところなのかもしれません。




朽ちてしまった部分は、そのままでは使えませんので、まずは思い切って切り取り、新しい鉄板を成形して溶接し、元の形に貼り直していきます。その作業を一か所ずつ、地道に、確実に進めていくわけです。そうしてようやく、塗装工程に入ることができるのですが、実際にはその“下準備”のほうが、何倍も時間と手間がかかっているように感じます。




バイクの整備やレストアに置き換えて考えてみても、クルマ1台をフルでレストアする労力というのは、その何倍、いや何十倍にもなるのではないでしょうか。1台の車両を蘇らせるという作業は、まさに気が遠くなるような内容でありながらも、その分だけ完成したときの達成感は、計り知れないものがあるのだと思います。板金作業の現場を眺めながら、長い年月を生き抜いてきた旧車たちの重みを、改めて感じさせてもらいました。
クルマの店舗からバイクの店舗へ戻りまして、いつものように工場の中をちょっと覗いてみますと、先日出来上がったばかりの“新しいメーターブラケット”を使いながら、スピードメーターの交換作業を行っておりました。

今回のブラケットは、アルミの削り出しプレートをベースにしたもの。直線的ではなく、あえて曲線を取り入れたデザインになっていて、どこか柔らかさと上品さのある、おしゃれな雰囲気を持っています。ブラケット自体にメーター用の穴が開いておりまして、その穴にメーターを「ポコッ」とはめ込むような取り付け方法。これによって、メーターの位置を少し低めにマウントすることができ、スッキリとした印象になります。





取り付けているメーターは、モトガジェット製の“ヴィンテージティニー”と呼ばれるタイプ。見た目はクラシカルなアナログメーターなのですが、中身はしっかりとしたデジタル構造になっている、いわば“見た目と中身のギャップ”が魅力の高機能メーターです。従来のように、ミッションやホイールハブからケーブルを引っ張る機械式メーターではありませんので、今回はリアホイールの回転部分にセンサーを取り付けて、そこからスピードを拾う方式を採用しています。配線まわりもシンプルにまとめることができるので、見た目も整いやすいのがポイントですね。


そして今回は、ニュートラルランプもメーター内に表示させる仕様にいたしました。もともと見やすい位置にニュートラルランプを設置していたのですが、その機能はそのまま“殺さず”に併用しています。視認性と雰囲気、どちらも大事にしたいところですので、このあたりはオーナー様と相談しながら、バランスを取りつつ仕上げております。
こうしてひとつひとつのパーツが形になり、バイク全体の表情が少しずつ変わっていく瞬間というのは、やはり何度見ても楽しいものです。小さなメーターひとつ、ブラケットひとつでも、全体の印象は大きく変わりますね~♪
ではまた明日もお会いしましょう(^^)/