こんばんはオオガキです!
本日は朝から東京へ走り、2件のお客様のもとへ伺ってきました。1台は車検が完了した車両のお返し、そしてもう1台はこれから車検を受けるためのお引き上げ。どちらのオーナー様とも長いお付き合いをさせていただいており、移動時間も含めて終始楽しい1日となりました。
そんな時間を過ごしつつ、店に戻ってからは通常業務へ。気がつけばもう2月。あと2ヶ月もすれば名古屋で開催されるジョイントカスタムショーが控えています。先日、主催者様よりポスターも届き、イベントがいよいよ現実味を帯びてきました。改めて気持ちを引き締め、段取りをしっかり整えていこうと思います。
さて、ここからは先日スタートした新しいプロジェクトの続きをご紹介いたします。


今回のプロジェクトは、パンヘッドエンジンをベースに、ウィッシュボーンタイプのレプリカ新品フレームを採用したチョッパー。現在はまだ仮組みの段階で、全体のシルエットを探っているところです。カスタムというのは、何も形がない状態でイメージを共有するのがなかなか難しいもの。ですので、まずは「ざっくりとした完成像」を作り上げることを優先し、そこから細かな部品や仕様を煮詰めていきます。今はまさに、そのための土台づくりのフェーズです。

現段階では、フロントフォークに74スプリンガーフォークのレプリカタイプを使用しています。長さはスタンダードで、全体的にコンパクトなチョッパースタイル。ここから先は選択肢がいくつもあります。例えば、4インチオーバー程度でほんのりカチ上げるスタイルも良し、8インチオーバーでがっつりとしたシルエットを狙うのも、チョッパーらしくて非常に魅力的です。
さらに、フォークは長さだけでなく「幅」の選定も重要なポイントになります。細身のスプリンガーフォークを選ぶ場合、フロントブレーキは「ブレーキなし」か「ミニドラムブレーキ」が一般的な選択肢となります。ディスクブレーキ化も不可能ではありませんが、その場合はワンオフ加工が前提となります。
一方、標準幅のスプリンガーフォークであれば、ディスク・ドラムを含め、ほぼすべてのブレーキシステムを導入できるため、選択肢は一気に広がります。このあたりも含めて、これからじっくりと方向性を定めていく予定です。



チョッパーといえばシーシーバー。そう言っても過言ではないほど、チョッパーカスタムにおいてシーシーバーは欠かせない存在だと思っています。今回のプロジェクトでも、アップハンドルとのバランスを意識しながら、全体の雰囲気を見つつシーシーバーの高さを決めていきます。高すぎても低すぎても印象が大きく変わってしまうパーツですので、車両全体を眺めながら慎重に検討しているところです。今回は銃剣をもちいたワイルドなデザインでご用意致します。シーシーバー自体のサイズ感と、銃剣のサイズ感のバランスを見ながら、まずは現段階ではこんな雰囲気で仮組みしています。銃剣は持ち手部分が木製のタイプを選び、無骨さの中にもどこかクラシックな表情を持たせてみました。もちろん、このまま確定というわけではなく、細かなディテールや全体との相性については、これからさらに煮詰めていく予定です。こうした試行錯誤の時間も、カスタムの醍醐味のひとつです。

そしてテールランプですが、まずはミニルーカスをセットしてみます。言わずと知れた、古い時代の王道ともいえるテールランプですので、似合わないわけがありません。シンプルで主張しすぎず、それでいてしっかりと存在感のあるこのテールランプは、今回のチョッパーにも自然に溶け込んでくれそうです。


ハンドルは、店に在庫であったエイプバーを、まずは仮でセットしてみました。大きすぎず、小さすぎず、いわゆる“ちょうどいい”サイズ感のエイプバーで、グリップ位置は肩の高さよりも少し低め。長時間乗っても無理の出にくそうなポジションになっています。
ライザーのつかみ部分については、できるだけ細身に見えるよう、幅詰めをしてから取り付けています。こういった細かな部分ですが、ここを詰めてあげるだけで、アップハンドルの存在感がグッと際立ってきます。




そして、アップハンドルがより映えるタンクといえば、やはりハイトンネルのタンクを使って低めにマウントしてあげること。今回は現段階のイメージ確認として、ピーナッツタンクをセットしてみました。タンクのアンダーラインをフレーム下部のストレートラインに合わせるような雰囲気で、高さを微調整しています。このピーナッツタンクで容量は、おそらく約6.5リットルほど。数字だけ見ると「少ないな…」と思われるかもしれませんが、チョッパーに乗っていると不思議と慣れてくるものです。休憩のタイミングも自然と増えますし、それもまた旧車・チョッパーらしい付き合い方なのかなと思います。




今回はフットコントロールに「ミッドハイ」を選択し、まずは当店オリジナルのポジションで仮セットしてみました。ポジションについては、これまでの経験値をもとにした基準位置になりますので、乗り出しの段階では違和感の少ないセッティングかと思います。ペグについても、当店オリジナルの真鍮製ペグを使用しています。見た目の雰囲気はもちろんですが、使い込んでいくことで色味が変化していくのも真鍮ならではの楽しみ方ですね。ブレーキまわりに関しては、制動力を少しでも高める方向で、エボモデル用のブレーキマスターシリンダーを採用する予定です。チョッパーでも、走る・止まるといった基本性能はやはり大切にしたいところです。ミッドハイコントロールの特徴として、どうしてもツマ先に力が入りにくいポジションになるため、意識して踏み込まないとブレーキの効きが弱く感じることがあります。そのあたりも考慮しながら、ペダル比や踏みしろ、マスターシリンダーの組み合わせを調整し、バランスの取れた操作感を目指して組み立てを進めていきます。


タイヤは60〜70年代のヴィンテージStyleを復刻しているデザインでウェーブウェイのオーバルマスターを履いています。このタイヤのデザインがオオガキ的にはとてもしっくりきていまして細身のチョッパーStyleにも良く似合うと思っています!
まだ仮組み段階ではありますが、操作系が見えてくると、だいぶ「乗るイメージ」が湧いてきますね。細かな部分をひとつひとつ詰めながら、安心して楽しめるチョッパーに仕上げていきたいと思います。続きはまた改めてご紹介いたします。