さっきまで調子よく走っていたのに、走行中、マフラーから「パンッパンッ!」っと鳴りながら吹け上がらず走行不能に、、、もしくは走れていてもパワーが無くスピードが出ない、、、など、こんな症状を経験される方は多いと思います。こんな症状の電話を頂いた時にまず想像するのが電気トラブルです。部品と工具を持っていれば多くの場合対処できますのであきらめずに頑張りましょう。
今回の故障の原因はココ、ポイントカバーの内側にあるポイントが消耗していたことがキッカケでした。 ポイントの接点であるこの部分はスキマができたり閉じたり連続していますが、そのスキマができない状況になっていました。 カカトと呼ばれるこの部分が摩耗するとスキマが無くなっていきます。ここは常に擦れているので消耗する場所なのです。 この中心軸の凸部分にカカトを載せてあげてからポイント接点のスキマを点検調整します。 画像ではわかりにくいですが、このように凸部分にカカトを載せて接点のスキマを確認します。少しでもスキマがあれば問題なく走れてしまうと思います。 理想的には0.5㎜くらいのスキマが適正です。シビアな部品ではないので名刺一枚分という感じでザッと調整してもらっていいです。 少しオーバーに調整しましたが、このようにスキマが目で確認できればOKです。スキマが開きすぎていてもだめです。約0.5㎜で考えてください。 ポイントの下にある筒型の部品はコンデンサーと呼ばれますが、コレも良く壊れますので必ず携帯しましょう。交換は簡単ついていたとおりに新品交換すればOKです。 このプラグは常識中の常識。これを持たずして走るなら帰ってこれないと思ってもらうくらい重要な部品です。
この度のトラブル発生については、運悪く高速道路の上でした。そうなると路肩で修理するのは大変危険ですので、おとなしくレッカーすることがオススメです。私としても危険な状態の中あまりアドバイスしたいと思えないのでまずは身の安全を大切にしてバイクに乗りましょう~(^^)/