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KNUKLEやPANのカムギアカバーのいろいろ♪

1969年以前のハーレーにおいては、カムシャフトが収まっているギアカバーに種類が結構存在します。社外品まで合わせると有り過ぎるので今回はパスしますが、主に純正品をご紹介しようと思いました。

1930年代のナックルに使われているカバー。30年代のナックル自体が日本でも少ないので見かけることが少ないDesignと思います。
40年代のナックル~パンまで使用されているカバー。8本のフィンが特徴で日本では一番多く見かける気がします。
パンの中期~後期モデルで採用されているカバー。4本フィンのDesignですが、そもそもフィンの役割は強度UPや冷却UPだと思います。
パンの63~65年で採用されているカバー。アーリーショベルと似ているので一見分かりにくいですが、ボルト穴が一個多いので良く見るとわかります。
コチラがアーリーショベルのカバー。フィンは無くなりましたが、厚みが増しているので強度は同等以上になっているのかも。
こちらは希少なカバーで、1940年ナックルと1951~1952年のパンで使われている物です。ナックルでは一年しか使われなかったのに、パンでまた再使用。余っていたのかな(^_^;)

では、ここのところパンヘッドエンジンをバラバラにしておりますので、その様子も少しお見せします。

クランクまで全バラになりましたPANHEADエンジンですが、まずはずみずみ点検していきます。
消耗ポイントの一つであるバルブガイドですが、それなりにバルブに対して大きな穴になってしまっているようですのでなおします。バルブガイドを製作し打ち換えをします。
バルブという部品はコレですが、棒部分の歪みがヒドイ場合は新品交換します。当店ではバルブに合わせてガイドを作りまして、シールも追加いたします。
シリンダーは一番メジャーな修理箇所かと思いますが、ピストンに対して穴径が大きくなってしまうので適正に戻してあげなければなりません。一度削れた壁を大きくすることは不可能なので、大きなピストンに合わせてキレイに削ります。
使用感タップリのピストンですが、これをワンサイズ0.25~0.5mm程度大きいピストンを選んでシリンダーをボーリング加工します。ピストンによってシリンダー都のクリアランスは変更して合わせます。

シリンダーのボーリングの際に今以上に大きなピストンが選べない場合は、シリンダー側内径を小さくしたいのですが簡単な話ではありません。特殊な方法でメッキをして内径を小さくするという手段もありますが、これはシリンダー内壁をグレードアップさせることもできるためオススメです。高価な加工ですが今イチオシのボーリング方法ですので、気になる方は御相談ください!

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