こんばんわオオガキです。
今日は久々にメンテ系のお話しをしてみます。
エンジンに欠かせないスパークプラグですが、その中でも「高熱価プラグ」と「低熱価プラグ」という種類があります。スパークプラグの「熱価」とは、プラグが受けた熱をどれだけ放熱するかという度合いを表す数値です。数字が高い高熱価プラグ(例:8番、9番、10番)は放熱しやすく焼けにくい、数字が低い低熱価プラグ(例:5番、6番、7番)は放熱しにくく焼けやすい、ザックリ言いますとこんな感じですが、もう少し具体的にお話します。
「高熱価プラグの特徴と適した車両」
・高回転サーキット走行やスポーツ走行をする車両高圧縮エンジン
・長時間の高速走行など高負荷で走行することが多い車両
・真夏などの暑い時期でも長距離走行が多い場合
「低熱価プラグの特徴と適した車両」
・低回転向けノーマルエンジン(純正仕様)
・街乗りメインの車両や冬場にエンジンが冷えやすい環境
・真冬などの寒い時期で短距離走行が多い場合
プラグの選び方のポイント
メーカー指定の熱価を基準にします。 純正指定の熱価が最適なので、基本的にはこの数値を使用してください。気になることが無ければ基本の熱価でイイと思いますが、より追求される場合は熱価の変更もありかもしれません。エボ・ショベル・パンなどのモデルは基本的に5番が標準です。
どちらかというと高速走行が多く、高回転高負荷走行が多いスポーツ走行メインの方は「1番上げる」。プラグの電極部が真白に焼けている状況で、キャブレターの調整(混合気を濃くする調整)と点火時期調整(点火時期を遅くする調整)をしても、焼け色が真白なままな場合に熱価を上げるとイイと思います。(例:5番→6番)
どちらかというと低速走行が多く、ゆっくり走る方が多い街乗りメインの方は「1番下げる」。プラグの電極部が真黒にくずぶっている状況でキャブレターの調整(混合気を薄くする調整)と点火時期調整(点火時期を早くする調整)をしても、焼け色が真黒なままな場合に熱価を下げるとイイと思います。(例:5番→4番)
プラグの状態を定期的にチェックしてみて、プラグの焼け具合を見てキツネ色~薄黒色くらいの焼け色を目指してみましょう♪