本日は、オーナー様からのご依頼により、トリッキーなデザインのワンオフマフラーを製作させていただきました。


グネグネと複雑に曲がったパイプレイアウトは、ただ単に繋げているように見えて、実は全体のバランスを見ながら一本一本丁寧に溶接して仕上げております。パイプがあちこちの方向へ向かうため、見た目にも非常にインパクトがあり、車体の中でもひときわ存在感を放つカスタムパーツとなりました。こうしたマフラー製作は、慣れないうちはとても難しく、最初に取り組んだときは試行錯誤の連続でしたが、経験を重ねることで少しずつ完成度も高まってきたように感じます。



仕様においては排気効率などの性能面はあまり重視しておりませんが、通常走行に支障が出ることはありませんのでご安心ください。デザイン重視のマフラーではございますが、実用にも充分対応できるよう仕上げております。さらに、マフラーエンドには真鍮リングを取り付けることで、印象により深みを持たせています。金属の質感がアクセントとなり、全体の雰囲気をグッと引き締めてくれます。

ただし、パイプが露出したデザインのため、走行中や停車時に誤って触れてしまうと火傷の恐れもございます。そのため、必要に応じて耐熱バンテージを巻いていただくことをおすすめいたします。今後も、こうした個性的なカスタムをご希望の方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。


さらに今回は、3本の丸棒を使用してオリジナルのライトステーも製作いたしました。ただライトを支えるだけのパーツではなく、車体の顔まわりにアクセントを加える、存在感たっぷりのカスタムパーツに仕上がっております。実際にはライト本体よりも目立ってしまうほどのデザインで、フロントビューにおけるインパクトは抜群です。こちらもマフラーと同様に、グネグネと複雑に曲がったラインで構成されており、製作は一筋縄ではいきません。一本ずつ丸棒を炙りながら、じっくりと曲げて、全体のバランスを見ながら少しずつ形にしていくため、まったく同じものを複数作ることは難しく、まさに一点モノのパーツといえます。無骨さと繊細さが同居したようなステーは、個性的なスタイルを求めるオーナー様には特におすすめです。ご希望に合わせて、ライトの種類やステーの取り回しも変更可能ですので、お気軽にご相談ください。