こんばんわオオガキです!
ここ最近、ちょっと長めのスプリンガーフォークを使用したチョッパーをよく見かけるようになりました。当店でもその流れを感じておりまして、ロングスプリンガー仕様のカスタム相談を多くいただいております。
標準の長さと比べると、人気があるのはおおよそ**+10インチオーバーくらいまで**でしょうか。やりすぎないロング感、でもしっかりチョッパー。この“ちょうどいいバランス”を求める方が増えている印象です。

—今回入荷したスプリンガーフォーク
ここ最近取り寄せしていたフォークが入荷しました。今回ご紹介するのは、74スプリンガーのクラシックな形状をそのままに、ナロー幅スタイルに仕上げられたVtwin製スプリンガーフォーク。今回選んだのは+8インチ仕様。+8という長さは、ロング感と実用性のバランスが非常に良いサイズです。前上がりになりすぎず、それでいてしっかりチョッパーの雰囲気が出る。さらにナロー幅になることで、フロントまわりがキュッと引き締まり、よりシャープな印象になります。同じ74スプリンガー形状でも、幅が変わるだけでここまで印象が変わるのかと、改めてカスタムの奥深さを感じます。

—フォーク長さの考え方 〜オオガキ基準〜
私の中でフォークの長さを決める単位は、4インチ刻みで考えることが多いです。・+4・+8・+12・+16といった具合に、段階的に検討していきます。数字だけを見ると小さな差に感じるかもしれませんが、実際に組んでみるとこの4インチの違いはかなり大きい。車両バランス、乗車姿勢、取り回し、そして何より“シルエット”。ここが大きく変わります。


—フレーム無加工でロングにするなら
フレームを一切加工せず、標準サイズ感のままロングフォークにしたい場合は、+12インチくらいまでが現実的なおすすめラインです。それ以上ももちろん可能です。ただし――正直に言いますと、なかなか苦労します。・車体バランス・ハンドリング・サイドスタンド角度・ワイヤー/ブレーキラインの取り回し・トレール量の変化などなど、考えることが一気に増えます。チャレンジ精神の強い方には最高に楽しい世界ですが、気軽に…というレベルではなくなってきます。


では、スプリンガーフォークの長さ違いによる車両の見え方と乗り味の違いについて、比較写真を交えながらご紹介したいと思います。今回の比較はとてもシンプルですが、かなり迷ってしまうカスタムかと思います。

・短い方のフォークは「標準の74スプリンガー」
・長い方のフォークは「+8インチの74スプリンガー」
タンク・フレーム・ホイール・ハンドル位置など、他の部品は一切変更していません。スプリンガーフォークも同じモデルを使用していますので、真横から見たときの違いは「フォークの長さだけ」となっています。
+8インチスプリンガーの印象
+8Inchのスプリンガーフォークを装着すると、車両全体のバランスは前上がりになり、一気にチョッパーらしい雰囲気が強くなります。このくらいの長さであれば、走行中に極端な不便さを感じる長さではない、というのがオオガキの個人的な感想です。ただし、駐車場などでの取り回しではハンドルの重さを少し感じたり、長さがある分、旋回性はわずかに落ちますので、その点では多少の慣れが必要かもしれません。とはいえ、車高が上がることで右左折時にステップやフレームを地面と擦ってしまう不安が減り、走行中はとても安心感のあるフィーリングになります。
標準74スプリンガーの魅力
一方で、標準長さの74スプリンガーフォークは、やはり車高の低さが最大の魅力です。地面とのクリアランスには多少気を使う必要はありますが、足つきは抜群で、取り扱いもしやすく、小柄な方でも安心できる本当にちょうどいいサイズ感だと思います。街乗りや日常使いを考えたときの安心感や扱いやすさは、標準長さのフォークならではの良さがあります。また、なんといってもコンパクトに見える点がよりシンプルでカッコいいのだと思います。
どちらを選ぶかは「好み」
正直なところ、どちらも良し。最終的にはオーナー様の好みと、どんな乗り方をしたいか、だと思います。皆さんは、標準74スプリンガー派でしょうか?それとも、+8Inchスプリンガー派でしょうか?
こうやって比べてみると、フォークの長さひとつでバイクの印象が大きく変わるのがカスタムの面白いところですね~♪



この幅のスプリンガーフォークになると、必ず出てくるのがフロントブレーキをどうするかという問題です。多くの場合はミニドラムブレーキを選択されることが一般的でしょう。見た目の雰囲気も良く、ナローなフロント周りとも相性は悪くありません。ただ、オオガキとしてのおすすめは、あえてフロントブレーキを装着しないスタイルです。その代わりに、リアブレーキをフットブレーキだけでなくハンドブレーキとも連結し、手でも足でもリアブレーキを操作できるようにする仕様です。この構成であれば実用性を確保しつつ、フロント周りをよりシンプルに仕上げることができます。ナロー幅スプリンガーのシャープなシルエットもより際立ちます。
フォークの長さについてですが、通常よりも少し長めにしたいという方には、+6インチもしくは+8インチくらいがおすすめです。このあたりは見た目の変化もしっかり出ますし、走行時の扱いやすさとのバランスも取りやすい長さです。それでもまだ短いと感じる場合は、+10インチや+12インチといった選択になります。このくらいになるとチョッパーらしさは一段と強くなり、シルエットの迫力も増します。ただしその分、全体のバランスや取り回し、セッティング面での調整が重要になります。
スプリンガーフォークは、長さ・幅・ホイールサイズ・ブレーキ構成の組み合わせによって、見た目も乗り味も大きく変わります。どこまでを求めるか、どんなスタイルで乗りたいかによって、最適な答えは変わります。しっかりと方向性を決めながら、理想の一本を選んでいくことが大切だと思います!