こんばんは、オオガキです!
いよいよ3月がスタートしました。本日の群馬県太田市は、春の気配をしっかりと感じられる暖かさ。風は少し強めではありましたが、店外を歩いている分にはもう冬用ジャケットは必要ないかもしれません。とはいえ、バイクに乗るとなると話は別。走り出せばまだまだ冷たい風が体に刺さりますので、油断は禁物です。それでも「寒い」というより「もうすぐ春だな」と感じられる一日でした。
そして、気がつけばコヨーテミーティングまであと2ヶ月。正直なところ、まだ正式な告知すらできていない現状にかなり焦りがあります。近日中には公式ページを立ち上げる予定ですので、ぜひ日程が合いましたら会場まで遊びにいらしてください。皆さまとまたあの空間を共有できるのを楽しみにしております。
さて、本日ご紹介させていただくのは、塗装やメッキ仕上げが整い、いよいよ“バイクらしい姿”になってきましたショベルチョッパー様です。

現在はまだ外装の最終セット前、いわゆるローリングシャシ状態まで組み上がっている段階ですが、この姿になると一気に命が吹き込まれたように感じます。フレームにエンジンとミッションが収まり、前後ホイールが装着されて地面に立つその姿は、完成を想像させるには十分すぎるほど。見ているだけで自然とワクワクしてしまいます。








エンジンとミッションは完全に分解し、内部はもちろん外観に至るまで徹底的に手を入れました。ケース類は塗装や旧メッキをすべて剥離し、ウエットブラストで丁寧に仕上げ直し。アルミカバー類はバフ磨きで艶やかに。鉄部品は半艶ブラックのパウダーコートで引き締め、ボルトやナットに至るまで可能な限り新品交換や再メッキ加工を施しています。もしかすると、新車だった頃よりも整ったコンディションかもしれません。ここまで仕上げるのは決して簡単な作業ではありませんが、この輝きを目にするとその苦労も吹き飛びます。


フレームはブラックのパウダーコート仕上げにしております。ただし、よくあるテカテカの艶ありブラックではありませんし、完全な艶消しでもありません。“半艶”くらいの、ほんのり光沢を感じる絶妙な黒です。今回、タンクやフェンダーなどの外装を少し艶を抑えた雰囲気で仕上げる予定ですので、フレームだけがピカピカだとバランスが崩れてしまいます。かといって完全マットだと少し重たく見える。その中間あたりを狙いました。光が当たった時にだけ少し表情が出る、そんなブラックです。




スプリンガーフォークは標準より少し長い、+4インチオーバーをチョイスしました。長さをとことん追求するというより、「ワンサイズだけ伸ばす」という感覚です。ほんのり前上がりなシルエットになり、ほどよいチョッパースタイルに仕上がっています。フォークを長くし過ぎると足つきが悪くなるというデメリットも出てきますが、この4インチオーバーならその心配も少なめです。標準長だと少し低くて擦りやすい部分も、この長さにすることでクリアできますし、実際の乗りやすさにも繋がってくると思います。



ハンドルは大きめのエイプハンガースタイル。ライザーはドッグボーンタイプを選びました。しかもラバーマウント仕様ですので、走行中の振動をラバーが吸収してくれて、手に伝わるビリビリ感を和らげてくれます。幅広めのエイプは、取り回しの時にも力が入りやすく、実は扱いやすいんです。見た目だけではなく、ちゃんと意味のあるサイズ感で組んでいます。それぞれのパーツの組み合わせが、まさに“ザ・70年代”。でも、ただ雰囲気だけを追っているわけではありません。あくまでもテーマは「乗りやすいカスタムバイク」。見た目はしっかりチョッパー。でも乗ると意外と優しい。そんな一台を目指して、丁寧に組み上げております。


ホイールは21インチ。ブレーキは最小限とも言えるミニドラムブレーキを採用しました。正直、制動力としては「よく止まります!」というタイプではありません。でも、ないより絶対あった方がいい。そんな可愛いブレーキです。ただ、この控えめな感じも70年代チョッパーらしい雰囲気のひとつだと思っています。リアはウィッシュボーン時代の雰囲気に合わせて、ハーレー純正スタイルのドラムブレーキを装着。新品部品ですが、そのままポン付けはしません。ライニングの当たり面を事前に調整し、乗り出しからしっかり効くようにセットしています。これをやるかやらないかで、最初の安心感が全然違います。
ここまで形になってくると、もう完成が目の前に見えてきます。オーナー様が安心して、そして長く楽しんでいただける一台になるよう、最後まで気を抜かずに進めてまいります。完成まで、もう少々お待ちください♪