こんばんは、オオガキです!
気が付けばあっという間に初夏となり、群馬県太田市もすっかり梅雨入り間近といった雰囲気になってまいりました。ありがたいことに、この春はたくさんの車両をご成約いただきまして、現在納車待ちのお客様を数えてみましたところ、なんと約60名様にもなっておりました。さらに修理や車検、各種メンテナンスでお預かりしている車両も多数ございますので、正直なところご依頼のボリュームに対してスタッフの人数が全く追いついていない状況です。毎日のように「誰か一緒に働いてくれないかなぁ…」と考えております(笑)。
さて、本日は新しいスタッフのご紹介……ではありませんが、今回オーナー様ご自身が私たちと一緒にメンテナンスを行っている様子をご紹介したいと思います。


少し前の記事でもご紹介させていただきました、2日間で1,000kmを走ってしまうショベルチョッパーのオーナー様が、今回3泊4日の日程で群馬県までお越しくださいました。目的はもちろん、日頃乗り込んでいる愛車の集中メンテナンスです。年間1万km以上を走行される車両ですので、一般的なヴィンテージハーレーとは比較にならないほど消耗部品の交換サイクルも早くなります。限られた滞在時間の中で少しでも多くの作業を進めるため、今回はオーナー様にもお手伝いいただきながら作業を進めていきました。


まずは消耗品関係のリフレッシュからスタートです。ネックベアリングの交換、ホイールベアリングの交換、ブレーキのオーバーホールなど、走行距離の多い車両だからこそ重要になる部分を中心に整備を進めていきました。普段はなかなか見ることのできない内部構造を実際に確認しながらの作業ですので、オーナー様にとっても今後のメンテナンスの参考になったのではないでしょうか。

さらに今回はエンジンの腰上も分解し、各部の点検と調整を実施。年間1万km以上を走り続けるショベルヘッドのコンディションを細かくチェックさせていただきました。ヴィンテージハーレーは「壊れるから乗れない」のではなく、「乗るから整備する」という考え方が非常に大切です。走ることで見えてくる改善点も多く、定期的な点検によって大きなトラブルを未然に防ぐことができます。


そして現在は最終工程としてマフラーのカスタム作業を進めています。私達は頂いたデザインをもとにマフラー全体を製作し形状を整えます。閉店頃には塗装前の下地処理として表面研磨を行っているのですが、この作業はオーナー様ご本人がおこなっております。しかも残業してくださっていました。ご自身の愛車の部品を磨き上げる姿を見ていますと、ただバイクを預けて完成を待つだけでは味わえない特別な時間になっているように感じます。
私たちとしても、一時的にスタッフが増えたような感覚で、とても楽しい3日間となりました(笑)。バイク屋とオーナー様という関係を超えて、一緒に車両を作り上げていく。そんな時間もヴィンテージハーレーの魅力のひとつだと思います。完成まであと少し。最後までしっかり仕上げて、また思い切り走っていただける状態でお返ししたいと思います。