こんばんはオオガキです!
本日は埼玉県まで足を運び、ショベルヘッドを搭載したロングチョッパーをお引き上げしてまいりました。

積み込みの際に改めて車両を眺めてみますと、その存在感はやはり圧倒的です。長く伸びたフロントエンドは約20インチロングほどのヴィンテージスプリンガーフォークが装着されており、まさにチョッパーらしいシルエットを演出しています。フレームは純正スタイルよりも程よくストレッチされており、極端すぎない絶妙なバランスのロングチョッパーとなっております。長いフロントフォークと伸びやかな車体寸法が特徴ですが、全体のまとまりが良く、古き良き時代のチョッパーカルチャーを感じさせる一台です。

また、各部にはヴィンテージパーツがセンス良くミックスされており、新品部品だけでは表現できない独特のヤレ感や雰囲気も魅力のひとつです。長年大切に乗り継がれてきた歴史を感じさせる佇まいは、ヴィンテージハーレーやオールドチョッパーがお好きな方にはたまらないのではないでしょうか。これから当店にて点検や整備を進めながら、販売に向けて準備を行ってまいります。店頭にて実車をご覧いただけるようになりますので、ロングチョッパーをお探しの方やヴィンテージスタイルがお好きな方はぜひお気軽にご来店ください。
それでは、車検に合わせてカスタムを遂行中のショベルグース様をご紹介致します!

グースボバースタイルの魅力は、何と言っても低く長いシルエットです。しかし、その美しいスタイルを追求すればするほど、乗車姿勢や取り回し、始動時の負担など、実用面で我慢しなければならない部分も増えてしまいます。もちろん、その「不便さも含めて楽しむ」という考え方が大切ではありますが、どこまで許容できるかはオーナー様それぞれです。今回のテーマは、デザインをできるだけ崩さずに快適性を向上させることです。



まず着手したのはフットコントロールのポジションです。様々なスタイルの車両を製作してきた経験から申し上げますと、やはりミッドコントロールは体への負担が少なく、長距離走行にも適したポジションだと感じています。低いハンドルでも高いハンドルでもバランスを取りやすく、街乗りからツーリングまで幅広く対応できるのが魅力です。


続いてハンドルまわりを見直しました。もともとはかなり前傾姿勢の強いポジションでしたので、腰や肩への負担を軽減することを目標に新たなハンドルを製作いたしました。既製品では理想的な寸法のものが見つからず、今回はワンオフ製作となります。スプリンガーフォークのトップティーへ直接ハンドルパイプを溶接し、ガソリンタンクとのクリアランスを確保しながら絶妙なポジションを探っていきます。とはいえ、この車両の持つ「低く長く」というコンセプトを崩してしまっては本末転倒ですので、高さは必要最低限に抑えました。その代わり適度なハンドル幅を確保し、低速域での舵取りが重くなり過ぎないよう工夫しております。


さらに日常での使いやすさを考え、スイッチ類も見直しました。ウインカー操作はボタン式へ変更し、セルスターターボタンもグリップのすぐ近くへ配置。頻繁に使用する操作系だからこそ、自然な動作で扱えることが重要です。もちろん、機能を追加したからといって見た目が雑然としてしまってはカスタムバイクとしての魅力が半減してしまいます。増えてしまう配線類はすべてハンドル内部へ収納し、外観は極力シンプルに仕上げました。


そして快適性向上という意味で特におすすめしたいのがセルスターターの追加です。キックスタートには独特の楽しさがありますが、疲れている時やツーリング先、信号待ちなどで確実に始動できる安心感は非常に大きなメリットです。セルもキックもどちらも使える仕様は、ヴィンテージハーレーをより気軽に楽しむための理想的なスタイルではないでしょうか。

また、メンテナンス性の向上も今回の重要なポイントです。ドライブチェーンはハイパフォーマンスタイプへ交換し、耐久性とメンテナンスサイクルの向上を図りました。ブラックとゴールドの組み合わせは見た目にも高級感があり、車体全体のアクセントとしても効果的です。

さらにオイルフィルターも追加し、エンジン内部をよりクリーンに保てる仕様へ変更いたしました。フィルターにはエボリューションモデル用を採用しておりますので、今後のメンテナンスやフィルター選択の自由度も高くなります。目立つカスタムではありませんが、長く安心して乗り続けるためには非常に効果的なアップデートです。
見た目のかっこよさと実際に乗る楽しさ。その両方を高いレベルで実現することもカスタムの理想形です。今回のように「今のスタイルは気に入っているけれど、もう少し快適に乗りたい」というご相談も大歓迎ですので、お気軽にご相談ください♪