こんばんわオオガキです。
本日は朝イチよりお隣の県のお客様のお宅2件にお伺いしてまいりました!
まず1件目はミッションのオイルを抜くためのドレンボルトの相手側であるネジ山様が損傷して閉まらなくなってしまった件です。お伺いしたところ、指でも回るほどズルズルになってしまっておりましたので、一度引き上げて検討することになりました。
これがショベル時代の多くに使われているドレンボルトです。3山くらいしかないので締めすぎたりしても壊してしまうこともあります。
ミッション真裏の様子はこんな感じです。真ん中のでかいボルトがドレンですが、この画像のモノは修理後のボルトに変更してあります。この度は運よく奥の方のネジ山がまだ3山程度生きていたので、長めのボルトに交換して締めなおしました。面の当たりに入れるワッシャーは標準のモノが使えなくなりますので、代わりのワッシャーでオイル漏れを止められるように検討しました。もし、ネジ山がすべてダメになっていた場合には、ほかの修理方法を検討しますが、状況によっていろいろです。よって、乗られている車両のミッションが必ずしも同じドレンボルトが使われているわけではありませんので、ご注意くださいませ。
そして、2件目はエンジンスタートができないトラブリングでした。
朝も早いうちからおじゃましまして失礼いたしましたm(__)mエンジンがかからなかったのは大きな原因はなかったのですが、冬の朝イチでしたのでガソリンを通常より濃く欲しがっていた状況でした。なので、いつもより多めに送ってあげる方法にて始動可能となりました。キック車両はもちろん、セルスタート車両でもチョークを利用したりなど、寒いときなりの始動方法をトライしてみるといいと思います♪
ついでに小整備をさせて頂くことに。
リヤのチェーン調整をするためまずはリヤタイヤを中に浮かせます。そのためにジャッキがあればよかったのですが、車に積んであった木端を代わりに利用してタイヤを空転できるようにしました。
リヤホイールのアクスルシャフトを緩めます。外さなくても大丈夫です。
調整のアジャスターボルトを固定しているナットを緩めます。
ブレーキを固定しているボルトを緩めます。
調整する前にもともとの調整量をい記録しておくと便利です。また、アジャスターは左右ありますので両方ともはかっておいて、現状より左右が同じ分だけ動かせるように記録しておきます。車両によっては左右の調整量が異なることがありますので、かならず左右同じ量ではないのでご注意ください。
アジャスターボルトをリヤホイールが後方に動くように回してみます。こちらの車両では締める方向で後方に進みます。
左と右を繰り返してチェーンのハリ(遊び)がイイころ合いにしてあげます。リジットフレーム車両であれば軽く押し上げて1センチくらいにしてもイイでしょう。ただし、調整の際にはまずタイヤを空転させて一番ハっているところ(遊びが少ないところ)を探してから行うことが大切です。調整の加減はカスタム車両であればそれぞれ違うことがありますので、必ず同条件がお乗りの車両に合っているかどうかわかりませんので、必ず販売店様にご相談の上でトライしてみてください。
調整が終わりましたら絶対に忘れず緩めたすべてを締めてあげましょう!ホイール緩めてますので締め忘れてたら映画イージーライダーの最後みたくなっちゃうかもしれませんよ~~(^_^;)
お子ちゃまは朝から元気いっぱいです(^^)/
にぎやかな整備工場でしたので、とても楽しいスタートを過ごせた一日でした★
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