久々にオオガキ、エンジン分解を連続しておこなっています!
ショベルヘッドって、おのおのボルトナットの形状やサイズが決まっているため、大きなバケツにすべての部品を一緒に入れてしまったとしても、元通りにもどすことはできます。仕事として普段から触っている方にとっては、当たり前なことかもしれませんが、それほどシンプルな構造だということでもあります。点検もせず、ただただ分解するだけなら1~2時間で十分ですが、通常は点検や修理の予定を立てながら分解するので時間はもっと必要です。
この度はクランクケースのみを部品取りにするために、容赦なくガンガン分解していきます!
まずはプッシュロッドからハズしますが、プッシュロッドはエンジンの回転に合わせて上下運動します。ロッドが下がっている時ににプッシュロッドを縮めてハズします。
次に、上半分から分解するのが一般的ですが、クランクケースの状態を早い段階で確認したいので、下から分解し始めます。腰上と呼ばれるのは黑いシリンダーからです。腰下と呼ばれるのはそのシリンダーより下を指します。
次に、プッシュロッドをコントロールしているリフターが収納されているタペットブロックを分解します。ここをハズすと腰下の一部がのぞけるようになります。
穴の中からギヤケースの内部を見たり触ったりして点検できます。ここまでの作業はそんなに大変ではありません。
カムカバーをとるとカムシャフトなどのギヤが見えるようになります。ギヤにはアイマークがあり間違って組み込むと調子悪くなってしまうので注意です。
オイルポンプは精密機器で小さな部品なので作業しにくいです。車体にエンジンが乗っている状態ですとより一層触りにくくなります。
腰上の分解を一部省略して、シリンダーにヘッドが付いた状態のまま一気にとっちゃいます!昔、出先でエンジン分解をせざるを得なかった時にはスピード重視だったので、同じようにして修理したことがありました。
クランクケースは圧入されているので専用工具があると便利です。
ココがエンジンの本体と言えるクランクケースです。このケースに年式などの文字が刻印されていたりと、重要な部品になります。アメリカでは多くのユーザーがハーレー社の物から社外メーカーへ交換することが強く評価されています。やはり年代物であるエンジン部品は新しく強くすることが本国ではニーズがあります。遠藤自動車では9割以上がハーレー社のエンジンを扱っています。
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