こんばんわオオガキです!
今年はホントに暖かい冬だと思います。もちろん大雪で悩まされている地域もあると思いますが、多くの地域でライダーが早くに乗り出しそうな陽気な年です。当店も2月の今月は例年よりも早くにご注文が重なっている状況です。
そこで、冬場2~3か月乗らなかくて久々に乗ろうと思ったら、1速に入れてガチャンっと鳴りながらエンスト、、、なんて症状が出ている方もいるかもしれません。その時はクラッチ板の固着が原因の可能性が高いです。ちょうど同じ症状が出ている車両があったのでその整備をオオガキが担当します。
売約しましたナックルヘッド様の車検取得のための整備をスタートしました↑↑。かつてオオガキが乗らせてもらっていたことがありましたので懐かしい思いもありながら復活させます。
チェーンを潤滑させるためでもあるこのオイル排出パイプから、長期間エンジンを始動させていないと、大量のエンジンオイルが流れ出てしまいます。それがクラッチ板に付着して張り付いてしまい固着してクラッチ動作に不具合が出ます。
ここがクラッチです。この中を分解しなければ掃除ができませんので分解していきます。この度は分解方法は省略しますが、、、
クラッチ部品を取り外すとオイルだらけです。パーツクリーナーを使ってガンガン清掃します。クラッチ板も同様にガンガン洗浄してあげてください。オイルっぽさが無くなったら元に戻してあげれば終わりです。難しい作業ではありませんので、ぜひともチャレンジを!!
続いては、オーダーメイドの長野県S様ショベルprojectを再スタートしましたので、少しづつご紹介です。
フレーム塗装のための仮組を終えて各部に溶接加工をし、つい先日塗装から戻ってきました。塗装はパウダーコートと呼ばれる粉体塗装の黒です。エンジンやミッションなどの整備も進行中で各所の修理はすでに完了していますので、後々組立工程と進みます。
バイクを組み立てるにはフォークを取り付けるためのネックベアリングをフレームに取り付けるのが先。通常のフレームはネックベアリングを収めるためのカップが交換できるようになっていますが、カスタムフレームの一部ではベアリングカップは交換できません。それでもベアリングは交換できるようになっているので問題はありません。
ネオファクトリー製のスプリンガーフォークは、これまでに見てきたスプリンガーの中でも安定したコンディションでオススメしています。他メーカー品も年々改良を加えられてきて精度はどんどん上がってきています。
フレームにネックストッパーを取り付けてフォークを差し込みます。ネックベアリングの締め付け具合はベアリングのガタが無くなる程度でフォークの左右回転が重くないレベルで。ベアリングのコンディションや周辺の具合も考えて感覚で締め付けます。
リヤタイヤはコッカー製ベックの5.00-16を採用。クラシカルなイメージを追求するためにはもってこいのカッコよさです!乗り心地も柔らかくリジットの振動をマシにしてくれます。
フロントも同じタイヤでセットアップです!前後ともにディスクブレーキを使って組み立てます。
当店の定番ともなっているAJP製キャリパーを使った8.5インチというサイズの小型ブレーキKITは、制動力は少ないのですが最低限のブレーキとしてご説明しています。スプリンガーフォーク自体が1948年で廃番したレプリカ品ですので、強度もその時代の求める程度しかありません。ということはフロントブレーキが現代のブレーキによってパワーアップしすぎるとフォークが損傷してしまいます。よって、ブレーキ力を求める方にはスプリンガーフォークそのものを別メーカーの商品に変更をオススメしています。
サイドスタンドを取付無ければ二輪は転倒してしまうので、早い段階で取り付けておきます。
そして、ローリングシャシーになりました。もともと仮組して部品も用意してありますので、ここまではサクサクっと進みます。
外装の塗装はまだですが、ピーナッツタンクのハイトンネルを使うプランです。
シートは当店オリジナルのくびれベースのバックアップの強いシートです。ダイヤステッチの本革品を受注生産にてご用意させて頂いております。
おしりがスッポリと収まるように反りを強く加速時にもストレスが無いようにと設計してます(^^)
今日はココまでです。。。
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