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SHOVELHEADエンジン修理の続き~。腰下分解!

昨日に続きエンジン分解の様子をお見せします。

最近修理ネタをほとんど上げていなかったのでたまには良いかと思いまして♪エンジン修理ってショベル乗りの方でも3回も4回も経験することではほとんどありません。多くの方が一回の分解修理くらいは経験するかもしれませんが、二回おこなうことも少ないかと思います。まったくエンジンの修理を経験しないままで20年以上乗り続けている方だっていますし、どの程度こわれてしまうか?という問いについては非常に難しい案件となります。

69年式のアーリーショベルエンジンですが、エンジン下半分はパンヘッドと同じシステムとなっていますので、PAN⇒SHOVELに進化していく途中の姿が楽しめます。
焼き付いたピストンの姿がガチャガチャになってしまっていたのでそのかけらが残っていないか?をチェックするために分解していますのでトレイにキャッチさせます。
このブリーザーギヤと呼ぶ部品の中にゴミがたまっていました。やはり分解してよかったと思う瞬間ではありますが、これがあちこちに回って攻撃していないかどうかが今度は心配です。
クランクケースも割ってフライホイールASSYのみとなりました。ココまで分解することになった場合のついで点検はアチコチにありますが、、、
一番気にしたいところは、ココのコンロッドビッグエンドとクランクピンのガタです。走行距離が多ければ当然摩耗しているわけですが、修理するレベルかどうか?という判断をします。
69年式に限って言えることなのですが、このエンジンスプロケット部のシールがこの年式限定の物なんです。だから欠品しているとどうしよう?になります。
クランクケース左側のこの部分も要注意です。ココの鋳込みされている部品がガタガタに動いてしまうことも旧いから良くありますが、本来は動いてほしくないところです。完璧に直す場合はそれなりの苦労がありますが、修理方法はイロイロあります。アメリカでは日常的に修理されていますが、日本ではクランクケースが使えないと判断して新品交換しているシーンを良く聞いています。アメリカではどんな状況でも修理しちゃう気持ちが強いから古い物が継続されていくんだと思います。

日本においては、エンジン修理についてはプロの方がおこなうのがほとんどです。そうなると部品代以外にも手間代が発生するので、修理はできても買った方が安い、という結論が出てしまうため、新品交換をする場面が多いのです。アメリカではオーナー様自身でエンジン修理もおこなうことは珍しくありませんので手間代はありません。そうなると、修理方法もかわってくるということになります。

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