こんばんは、オオガキです!
コヨーテミーティングまで、いよいよあと10日ほどとなってきました。いよいよ当日が近づいてきたな~という感じですが、今日時点での天気予報を見てみると、ちょっと残念な感じでもあります。。。とはいえ、まだ10日ありますので、これから予報が変わってくれることを願いながら、引き続き準備を進めてまいります♪
今回も当店は、中古パーツをたっぷり持ち込んで販売させていただく予定です!普段は店頭で販売していない中古パーツを、いろいろと持っていこうと思っていますので、部品探しを楽しみにしてくださっている方は、ぜひこの機会をご利用いただければ幸いです。掘り出し物が見つかるかもしれません(^^)
さて、本日はただいま車検にてお預かりしております、ショベルチョッパー様をご紹介いたします。

新潟県にて乗ってくださっているオーナー様ですが、振り返ってみればお付き合いはもう15年ほどになるかと思います。気づけばそんなに長い月日が経っていたことに驚きますが、こうして今でも車検のたびにお会いできるというのは、やっぱり嬉しいものです。バイク屋にとって車検というのは日常的な仕事のひとつではありますが、こうやって考えてみると、定期的にオーナー様と再会できるキッカケを作ってくれる制度でもあります。そういう意味では、私にとって車検という制度はありがたい制度です♪


こちらのショベルチョッパー、エンジンはショベルヘッドらしく外観もしっかりとヤレて、年々その味わいが深まっております。ピカピカに仕上げられた車両ももちろんカッコイイのですが、このように長い年月をかけて自然にできあがった雰囲気というのは、簡単に作れるものではありません。そして、見た目はイイ感じにヤレていますが、長年オーナー様が丁寧に扱ってくださっている個体だからこそ、コンディションは良好で健康そのものです♪こういう「見た目は古いけど、機関は元気」というショベルは最高です。

ガスタンクは小ぶりなピーナッツタンクですが、少しでもガソリン容量を確保するために、もともとハイトンネルだったタンクをロートンネルへ加工しています。さらに、タンクキャップも可能な限り上部へ移設加工。小さなタンクだからこそ、限られたスペースを最大限に使えるように工夫してあります。これによってタンク内の隅々までガソリンを使いやすくなり、見た目のコンパクトさを崩さずに実用性も確保しています。

ソロシートは、バックアップがしっかりと立ち上がったラペラ製。長距離を走る時にはしっかりと体をホールドしてくれますし、クッション性もあるのでお尻にも優しい仕様です。チョッパーに乗り慣れてくればくるほど気になってくるのが、加速した時にお尻が後ろへズレてしまうこと。見た目だけなら薄いシートもカッコイイのですが、実際にたくさん走ることを考えると、このような背もたれの強いシートはとてもオススメです。

そして、後方から見た時に強烈なインパクトを与えてくれる極太のリアタイヤ。実はこちら、バイク用ではなく車用のヴィンテージスタイルタイヤです!接地面が平らなので、初めて見ると「ちゃんと曲がれるの?」と思ってしまいますが、実際に乗ってみると意外にも右左折で大きなストレスを感じることなく走れてしまうところがおもしろいです。そもそも車用タイヤですので耐久性にも期待でき、かなりの走行距離にも耐えてくれると思います。

ホイールサイズはフロント19インチ、リア16インチ。フロント21インチほど細身になりすぎず、それでいてチョッパーらしい軽快な雰囲気もしっかり残せる、ちょうどイイところ取りのサイズ感です。「21インチだとちょっと細すぎるな~」という方には、19インチフロントもぜひオススメしたいところです♪

フットコントロールは、ベルトプライマリーの上部付近に設置した、いわゆる「ミッドハイコントロール」。今となっては当店でもご依頼の多いポジションとなりましたが、この車両を製作させていただいた当時としては、まだ珍しいカスタムだったと思います。足を前へ投げ出すフォワードとは違い、体の中心付近へ足を持ってくることでチョッパーを操りやすく、見た目にもコンパクトにまとまります。

そして、ハンドル周りも長年の間に何度かカスタムを繰り返してきました。曲げを強くしてみたり、弱くしてみたり、長さを変えてみたり。。。一見するとほんの少しの違いなのですが、実際に乗ってみると、その数センチが大きな違いになります。オーナー様にとって理想的なポジションを作るためには、一発で完成を目指すというより、実際に乗りながら何度か試して調整していくことも大切だと思います。そのため、このハンドルには過去に加工してきた痕跡も残っていますが、それもあえて消さずにそのまま。キレイに仕上げ直してしまえば簡単ですが、これまでカスタムを繰り返してきた歴史が見えるところも、このチョッパーの魅力です。

ハンドルライザーには、Custom Tech(カスタムテック)の真鍮製プルバックタイプを使用しています。少し手前へハンドルが近づくだけでも、乗車姿勢は大きく変わります。特に長距離を走った時には肩や腕の疲れ方にも違いが出てきますので、ハンドル位置というのは見た目以上に大切なポイントです。
そんな細かな工夫を積み重ねながら、長い年月をオーナー様と一緒に走ってきたショベルチョッパー。新品のパーツを組み上げたばかりの車両にはない、時間をかけなければ作ることのできない雰囲気があります。エンジンのヤレ具合、塗装の傷、サビ、加工を繰り返してきたハンドルの痕跡など、そのひとつひとつがこの車両の歴史です。パッと見ただけでも「長く乗られてきたんだな~」と感じられるこの姿が、とてもカッコイイと思います。