オーストラリアから来日中のアンソニーによるprojectは、これで4台目となります!当店の設備にも慣れてきて普段の力を発揮できるようになっているのではないかと想像しています。ハイスピードで進む彼のビルドアップをご覧ください★
4作品目はワイドタイヤ仕様のグースprojectを依頼しました!前回にショベルヘッドエンジンを搭載して作ったばかりですが、この度はパワフルなツインカムエンジンを載せて作ります♬
まずはウィンカーステーなどの部品を仮組しなくても想像できる部分の加工から始めます。
部品がついてからでは加工しにくい内容がたくさんあるので段取りは大切です。穴あけ加工などは特に気にしなければなりません。
穴あけをした部分には強度をなるべく減らさないように肉厚のパイプを溶接で埋め込みます。そのパイプにねじ山を切って部品を固定させます。
半袖で溶接。。。毎日のようにやっていると腕が大変なことになるはずなんですが、、、日本人とはどうやら皮膚強度が違うんでしょうか(^^;)
そして、仮組スタート。部品を付けていかないと想像できない部分は、どうしてもあります。なので、仮組してバラバラにして本組する、要するに2回組み立てる必要があります。
バッテリーboxは以前アメリカにて買ってきたものがあったのでちょうどイイかと。。。アンソニーオリジナル商品は当店にて欠品中でした。
プライマリ―を組み上げていきます。ツインカムエンジンは通常ミッションとエンジンがつながっていますが、当店のカスタムでは分離させています。その方がカスタムの幅が広がるからです。
ワイドタイヤにしていることでプライマリーがポン付けできません。よって、必要なぶんだけプライマリ―を外側へオフセットしてあげてそのスキマを埋めるための部品も作ります。
プライマリ―はベルトでエンジンとミッションをつなぐため位置関係がしっかりしていることがベストです。レベルを見ながら各部を調整していきます。
カッコイイのですが、ぐるぐる回るベルトプライマリ―には要注意です(^^;)
リヤフェンダーを製作するためには、リヤタイヤがついていないとキレイな作り込みができません。
今回は短めにタイヤをなるべくむきだしにします!
エンドラインはVカット仕様でちょっとワイルドに!
タイヤとの隙間は約1センチです。あまり近づけすぎると高速走行時にフェンダーに干渉してしまうんです。
細かいところからキレイな溶接で仕上げています。
サイドナンバーは当店が通常在庫している切り出した板通しを溶接でつなげれば完成です。
ガソリンタンク製作。まずは板を曲げてタンクとフレームが合わさるトンネル部を作ります。
グースフレームは曲線となっているためにトンネル部がまっすぐではいけません。曲げて作る必要があるだけでも作業時間はグッと上がってしまうんです。
それぞれを溶接したらスムージングして。。。
コックなどの必要なネジ穴を作ります。
そして完成!エンジンとの隙間はなるべく少なめにセットアップ。
続いてマフラー製作です。この度は完全におまかせで作ってもらいました!さて、どのようなデザインとなるのか?とても楽しみです。
マフラー製作は基本曲げパイプを切った貼ったしながら形を成型していきます。
パズルみたいな感じで組み合わせながら。。。
もちろん平面ではないので車体に合わせながら立体として気を付けながら作ります。マフラー製作は1日で完成させることは難しいカスタムです。
当店では見慣れないStyleとなってきました!マフラーは右側から左側へフレームの中を通っていきます。
そして、左側にちょこっと顔を出して完成です!まさにアメリカンスタイルなアイデアで納得☆
ハンドルもおまかせでお願いしましたが、これもまたアメリカンなセンスでCOOLです!アンソニーオリジナルのライザーを使って、機械製作のできないワンオフ品が完成しました。
通常とは反対の曲げ方向のパイプを使って立ち上がりを作りグリップ部にかけては下げて低く。。。
いよいよ地上に下ろしてフロント周りの組立。
ブレーキ周りはしっかりと効き目のある11.5inローターをチョイスしました。
ツインカムワイドグースproject完成!!
あとはご注文者様がお好きなカラーを選んで頂いて乗って下さい(^^)/
————————————————
みなさんがコツコツ押して下さっていることで順位が上がってきました<(_ _)>
引き続きポチっとよろしくお願いいたします。。。
にほんブログ村