1999年式までのBIGTWINハーレーダビッドソンの排気量は、基本的に1000㏄/1200㏄/1340㏄、のいずれかであることは一般的です。自分の鉄馬の排気量は一体いくつなのか?という話は多くありますが、古いモデルでありますので修理の都合で排気量は様々変化していきます。
ショベルヘッドにおいての基本的で考えますと、1200㏄もしくは1340㏄のどちらかになりますが、年式やモデルによって排気量が分かれます。おおまかに言いますと、1978年式までは1200㏄で1979年式からは1340㏄、というふうに言われているのですが、必ずしもそうの通りではありません。切り替わりの数年間ではモデルによって排気量に違いがありますので、1980年式でも1200㏄が存在します。
簡単に識別できるのは、エンジンに存在する刻印から判断することです。
1200㏄モデル
・2A=FLH1200
・2C=FX1200
・9D=FXE1200
・5E=FXEF1200
・7E=FLHS1200
・2F=FXS1200
・7H=FLH1200Police
・8H=FLH1200Shrine
1340㏄モデル
・6E=FXEF80
・3G=FLH80
・5G=FLT80
・6G=FXE80
・7G=FXS80
・9G=FXWG80
・1H=FXB80
・2H=CLE80Sidecar
・3H=FLH80Classic
・5H=FLHS80
・6H=FL80
上記に表記した型式に該当しない珍しい刻印もあります。
車両を購入する際に排気量が気になる方は、エンジン刻印でまず判断することはできますが、古いモデルゆえに中身の状況が純正のままでいられることは珍しい話ですので、基本的に分解せずに正しい排気量を判断することはできないと思って頂いた方がベターです。当店の場合、御商談中にお伝えしている排気量は、あくまでもエンジン刻印をもとに判断した年式排気量、または車検証にもとづいた判断となります。なので、オーバーホールなどをするときに、ズレが生じていることもありますので、分解前から部品を購入したりすることはしないことが良いです。ビッグボア仕様やストローカー仕様などのパワーアップをしている個体にも良く出会います。そんな感じで修理などの際に選択肢がたくさんあることがハーレーの凄さで、長く乗り続けることができる理由の一つとなります。
ということですが、何かの参考になればと思いまして、こんな記事にしてみました♬