こんばんは オオガキです!
本日は、当店で製作を進めておりますちょっと珍しいフロントフォークをご紹介したいと思います。写真をご覧いただくと「なんだこれは?」と思われる方も多いかもしれません。一般的な74スプリンガーフォークとも違いますし、純正スプリンガーとも雰囲気が異なります。

今回製作しておりますのはリーフスプリンガー(Leaf Springer)と呼ばれるスタイルです。リーフスプリンガーの特徴は、その名の通り板バネ(リーフスプリング)をサスペンションとして利用していることです。自動車などでは見かける構造ですが、モーターサイクルに採用されることは非常に珍しく、現在ではほとんど見かけることがありません。写真中央に見える黒い板状のパーツがまさにそのリーフスプリングです。この独特な構造は1930年代以前のボードトラックレーサーを思わせる非常にクラシカルな雰囲気を持っています。一般的なコイルスプリングを使用したスプリンガーフォークとはまた違った魅力がありますね。



もちろん私達自身も製作経験がそれほど多いわけではありませんので、実際にどのような乗り味になるのか非常に楽しみにしているところです。構造自体はシンプルに見えますが、サスペンションストローク量やリーフの硬さ、取り付け角度によって乗り味は大きく変化しますので、完成後はしっかりとテスト走行を重ねながら仕上げていきたいと思います。
今回の車両は全体的に古い時代のレーサーをイメージした製作となっておりますので、このリーフスプリンガーが装着されることでさらに独特な存在感を放ってくれそうです。まだまだ製作途中ではありますが、こうして形になってくるとワクワクしてきます!


1今回採用したのは、1930年代スタイルのレプリカフレームです。ナックルヘッドカスタムと一言で言いましても、フレームの形状や寸法によって完成時の雰囲気は大きく変わります。エンジンや外装だけではなく、実はフレームこそが車両全体のシルエットを決定する最も重要なパーツのひとつなんです。今回のフレームは1930年代のハーレーを意識して製作されたモデルで、現代のカスタムフレームとは少し違う特徴を持っています。まず大きなポイントはネック角度28度ということです。後年のフレームやチョッパーフレームと比較すると立ち気味の設定となっており、そのおかげでフロント周りが前へ伸び過ぎることなく非常にコンパクトな印象になります。さらにこのフレームはホイールベースも短めに設計されています。そのため完成時には車体全体がギュッと凝縮されたような雰囲気になり、1930年代から40年代初頭のナックルヘッドらしい独特の存在感を演出してくれます。

最近ではロングフォークやロー&ロングなスタイルも人気ですが、個人的にはこうしたコンパクトなシルエットの車両にも独特の色気があると思っています。写真をご覧いただくとお分かりいただけるように、ネック周辺には当時の鋳造フレームを思わせる造形が再現されております。このゴツゴツとした鋳物風のデザインがまた最高なんです。実際の性能面だけでなく、眺めているだけでもヴィンテージハーレーらしさを感じられる部分ですね。そして現在ご紹介しているリーフスプリンガーフォークとの組み合わせも非常に相性が良さそうです。完成しましたら現代のハーレーというよりも、まるで1930年代からタイムスリップしてきたような1台になってくれるのではないかと期待しております。


エンジンは1941年式のナックルヘッドを搭載。各カバーはクロームメッキにて仕上げられているためかなりキレイなコンディションです。もともとアメリカにてリビルトされていまして、現時点で良さそうな雰囲気を漂わせています。ただ、エンジンを始動し走行してみなければ中身についてはまだまだ想像の世界となります。
では、またProjectが進みましたらご紹介させていただきます♪