こんばんわオオガキです!
ショベルヘッドが多い当店ですが、付けているキャブレターはそれぞれです。何が良いのか?どんな基準で決めているのか?人それぞれですが少しだけ私なりに解説します。
「SUキャブレター」
当店製作車両で1番取り付けているキャブです。理由は見た目のクラシカル感と、低回転の安定感です。始動性が良いのもオススメの理由です。デメリットとすれば、早く走ったりパワーを求めることはできません。「S&S Eキャブレター」
アメリカから輸入したバイクに9割装着されています。圧倒的な人気のおかげでカスタムパーツも多く存在します。低回転は安定させにくいのですが、ドラッグレースで活躍するほどインパクトの強いパワーを味わうことができます。「S&S Bキャブレター」
ヴィンテージmodelですが今でも新品で購入できます。Eキャブとは違ってインパクトは少し弱まりますが、デザインのクラシカル感が人気の秘訣です。ショベル以前の旧車に良く似合います。「CVキャブレター」
エボ&ツインカムの純正キャブで日本製のため安心のクオリティーです。純正採用されるくらいですので欠点がありません。ショベル以前モデルでも加工次第で取り付けは可能です。迷ったらコレてす。「ミクニHSRキャブレター」
日本を代表する国産レーシングキャブ。S&Sキャブとは違って細かなセッティングが可能です。中速域の調整が大切な日本では、このようなハイグレードなキャブじゃないと対応しきれません。当然耐久性も高く古くても修理がしやすいです。「ケイヒンバタフライキャブレター」
ショベル純正採用のキャブですが残念ながらカスタムシーンにおいてはあまり使われておりません。もちろん純正styleのショベルでは当たり前ですが、カスタムの場合は修理のことを考えると交換してしまうことが一般的です。日本製ではあるものの年代物のため修復には手間がかかってしまいます。「ベンディックスゼニスキャブレター」
ケイヒンバタフライ同等でショベル前期で純正採用されていました。古い雰囲気を感じるキャブですが加速ポンプが付いているため急なスロットルワークにも対応してくれます。これもまたカスタムシーンでは取り外されることが多いのが現状です。「リンカートキャブレター」
フラットHEADやナックルHEADで純正採用されていた歴史の長いキャブ。ハーレーだけでなく様々な車種に使われていました。ヴィンテージのため手間はかかりますが味わい深い存在です。外部から調整がしやすいため旧車乗りには愛されています。実は始動性も良くてキックスタートに向いています。