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COYOTE

タイヤの減り方で分かる“本当に乗りこなしているチョッパー”

こんばんは、オオガキです!

本日の群馬県太田市は、ちょっと夏っぽさを感じるくらいに軽く汗ばむイイお天気でした。週末ということもありまして、メンテナンスやご相談のお客様にもたくさんご来店いただき、とても賑やかな一日となっておりました。ご来店くださいました皆様、誠にありがとうございました!

そんな本日は、朝一番で日帰り修理させていただいたショベルチョッパー様をご紹介したいと思います。

こちらの車両、とにかく「細くて長い」。まさにロングチョッパーらしい迫力のスタイルでございます。ただ見た目だけで判断すると、「そんなに距離を走るタイプではないのかな?」なんて想像されるかもしれません。
しかし実際のオーナー様は真逆でございまして、とにかくガンガン走る方なんです。しかも長野県にお住まいで、峠道も気にせずビュンビュン走ってしまうタイプ。ロングフォークのチョッパーでワインディングも楽しんでしまうという、なかなか豪快な乗り方をされております。
そんなオーナー様の乗り方で毎回驚かされるのが、タイヤの減り方です。一般的には、どうしてもタイヤ中央ばかりが減ってしまい、車のタイヤのように平らな形へ変化していくことが多いのですが、こちらの車両は違います。タイヤの端から端までしっかり使われていて、丸いバイクらしい形のまま綺麗に消耗していくんです。「気持ちよく走っているバイクだなぁ」と感じさせられる理想的な減り方でして、毎回感心させられております。

さて、本日の修理内容ですが、まずはマフラー付け根部分のボルト修理からスタートです。ツーリング途中にボルトが無くなっていることに気づいたそうなのですが、いろいろなボルトを試してみてもまったく締まらない状態。ショベルヘッドではあるあるな症状ですが、エンジン側のネジ山がダメになってしまい、固定できなくなっておりました。

今回はネジ山の状態を確認し、「リコイル」を使って修理を行います。専用のタップを使ってネジ山を再生していくのですが、当然エンジンは車体に載ったまま。スペースも限られておりますので、ほぼ目検討での作業になります。まっすぐ切れているのか、少し斜めになってしまっていないか――こういった感覚はやはり経験が重要で、数多く修理していないとスムーズに対応できないことと思います。

そしてもう一箇所。

フットクラッチ仕様のため、リンクロッド先端のコネクター部分が破損してしまっておりました。オーナー様は結束バンドなどを使いながら上手に応急処置して乗ってきてくださっていましたが、今回は一般的に「ピロボール」と呼ばれるタイプへ変更し修理完了です。このリンク部分は常に動き続ける箇所ですので、どうしても消耗は避けられません。同じようなトラブルを経験された旧車乗りの方も多いのではないでしょうか。

それにしても、約10年乗り続けてこられたこちらのオーナー様。本当にバイクとの相性が抜群でございます。

乗り始めの頃は、不安やトラブルに悩まされることも多かったと思います。しかし長年付き合っていくうちに、オーナー様自身も車両に慣れ、バイク側も乗り手に馴染んでいく。まさに「相棒」という言葉がぴったりな関係になっていくんです。現在では、プラグ交換すら滅多に行わなくても気持ちよく走れてしまっているほど。慣れというのは本当に素晴らしいものだなぁと感じさせられます。旧車に乗り始めたばかりの頃は、「本当に自分に乗れるのだろうか?」と不安になることもあると思います。しかし、乗り続けていれば必ずきっと馴染んできます。

最初は怖かった距離も、最初は不安だったトラブルも、いつの間にか自然と受け入れながら楽しめるようになっていくものです。

ぜひ旧車乗りの皆様、そんな日が訪れるまで粘り強く、楽しみながら乗り続けてみてください!

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